毎年2学期に開講している1年生向けの科目 科学・技術の世界「化学のフロントランナー」を、今年も開講いたします。
研究としての「化学」は、物質を構成している原⼦、電⼦の挙動から、現代のわたしたちの⽣活に豊かさや快適さをもたらす多種多様な物質(コンクリートなどから医薬品まで)の設計と合成、今後⼤きな課題となる持続可能なエネルギー⽣産、あるいは新たな創薬や医療につながる⽣物のしくみに⾄るまで、私たちの⾝の回りのミクロな世界からマクロの世界まで、ありとあらゆるものをその研究対象としています。
⾼校の授業科⽬としての「化学」の枠をはるかに超えたこのような「化学」の多様性と応⽤性、さらにはこれからのさらなる展開などを、様々な分野の専⾨家が最先端のトピックスを元にわかりやすく紹介することで、最先端の化学研究の現状とこれからの⽅向性を理解し、その将来の展開を描きます。
本日9/28の5講時にはガイダンスが開催されます。ぜひご参加ください。
化学のフロントランナーI(秋ターム)講義内容
- イオンの⼒でオイルを吸収する(佐⽥和⼰ 教授)
- 化学からみる癌の世界(坂口和靖 教授)
- 有機化学と農業の接点(谷野圭持 教授)
- データ科学が設計する材料と触媒(高橋啓介 准教授)
- ⽣命を⽀える⾦属元素(石森浩一郎 教授)
- ⾦属錯体がつくる⾊と光の世界(加藤昌子 教授)
- 計算化学による化学反応研究の最前線(武次徹也 教授)
化学のフロントランナーII(冬ターム)講義内容
- 化学反応をコンピュータで予測する(前田理 教授)
- 触媒クリエーターのクロスカップリング(澤村正也 教授)
- 光を蓄えるナノ光材料の化学的応⽤(上野貢生 教授)
- ⽣物に学ぶ環境調和型の薬剤合成法(及川英秋 教授)
- 遺伝⼦スイッチとiPS細胞(村上洋太 教授)
- 分⼦⼀個で記録素⼦(鈴木孝紀 教授)
- 化学が⽀えるエネルギー変換技術(村越敬 教授)