研究者情報

松岡 慶太郎

助教

MATSUOKA Keitaro

機能性材料と有機合成化学の融合

化学部門 物理化学分野

basic_photo_1
研究テーマ

機能性材料を利用した新規分子変換手法の開発、および有機合成を基盤とした機能性材料の創出

研究分野超分子化学, 高分子化学, 有機合成化学, 放射化学
キーワードMetal-Organic Frameworks, 刺激応答性高分子, 超原子価ヨウ素, アスタチン-211

研究紹介

有機合成化学では、半世紀以上にわたる先人たちの研究活動により多くの分子変換手法が開発され、今日の生活を豊かにしてきました。私は物理化学分野の視点から有機合成化学を俯瞰することで、画期的な分子変換手法を開発することを目指しています。特にMetal-Organic Frameworks (MOFs) や温度応答性高分子などの、機能性材料活用した不均一系反応開発研究を行っています。さらに機能性材料そのものの創出にも取り組み、化学の発展ひいては社会の発展に貢献します。

代表的な研究業績

Transition-metal-free Nucleophilic 211At-astatination of Spirocyclic Aryliodonium Ylides,
Matsuoka, K.; Obata, H.; Nagatsu, K.; Kojima, M.; Yoshino, T.; Ogawa, M.; Matsunaga, S.
Org. Biomol. Chem. 2021, 19, 5525-5528.
Chemoselective Cleavage of Si–C(sp3) Bonds in Unactivated Tetraalkylsilanes Using Iodine Tris(trifluoroacetate),
Matsuoka, K.; Komami, N.; Kojima, M.; Mita, T.; Suzuki, K.; Maeda, S.; Yoshino, T.; Matsunaga, S.
J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 103-108.
Synthesis of Heteroaryl Iodanes(III) via ipso-Substitution Reactions Using Iodine Triacetate Assisted by HFIP,
Matsuoka, K.; Komami, N.; Kojima, M.; Yoshino, T.; Matsunaga, S.
Asian J. Org. Chem. 2019, 8, 1107-1110.
Synthesis of Functionalized Monoaryl-λ3-iodanes through Chemo- and Site-selective ipso-Substitution Reactions,
Komami, N.; Matsuoka, K.; Nakano, A.; Kojima, M.; Yoshino, T.; Matsunaga, S.
Chem. Eur. J. 2019, 25, 1217-1220.

関連産業分野

化学, 機能性材料
学位博士(薬科学)
自己紹介

埼玉県出身です。専門は有機合成化学ですが、これからは物理化学にもチャレンジしたいと思っています。趣味はPerfumeの音楽を聴くことです。

学歴・職歴2018年 北海道大学薬学部薬科学科 卒業
2020年 北海道大学大学院生命科学院生命科学専攻生命医薬科学コース 修士課程修了
2022年 北海道大学大学院生命科学院生命科学専攻生命医薬科学コース 博士課程修了
2022年 現職
所属学会日本化学会, 日本薬学会
居室理学部7号館 2-15号室
basic_photo_1

所属・担当