研究テーマ | 隕石の分析から,太陽系形成当時の環境や現象をひもとく努力をしています |
研究分野 | 宇宙化学, 地球化学, 惑星科学, 年代学 |
キーワード | 隕石, 太陽系, 同位体, 年代測定, 二次イオン質量分析法, 電子顕微鏡 |
研究紹介
小惑星から地球にやってきたコンドライト隕石には,約46億年前の太陽系形成当時の物質が含まれており,当時の情報が記録されています。コンドライト隕石に含まれる,難揮発性包有物やコンドリュールと呼ばれる構成物を,電子顕微鏡や二次イオン質量分析法を用いて,成因や同位体組成などを解析・測定し,太陽系形成当時の環境や現象の復元を行っています。
代表的な研究業績
(2022) “Oxygen isotopes of anhydrous primary minerals show kinship between asteroid Ryugu and comet 81P/Wild2” Science Advances, 8 (50), eade2067.
(2020) “Variations in initial 26Al/27Al ratios among fine-grained Ca-Al-rich inclusions from reduced CV chondrites” Geochimica et Cosmochimica Acta, 279, 1–15.
(2020) “Evidence of metasomatism in the interior of Vesta” Nature Communications, 11 (1), 1–7.
(2019) “Variations in initial 26Al/27Al ratios among fluffy Type A Ca-Al-rich inclusions from reduced CV chondrites” Earth and Planetary Science Letters, 511, 25–35.
(2018) “Crystal growth and disequilibrium distribution of oxygen isotopes in an igneous Ca-Al-rich inclusion from the Allende carbonaceous chondrite” Geochimica et Cosmochimica Acta, 221, 318–341.
学位 | 博士(理学) |
自己紹介 | 山口出身です。 |
学歴・職歴 | 2010年 北海道大学理学部 卒業 2012年 北海道大学大学院理学院自然史科学専攻 博士前期課程修了 2015年 北海道大学大学院理学院自然史科学専攻 博士後期課程修了 2015-2016年 日本学術振興会 特別研究員PD(北海道大学) 2016-2018年 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 宇宙航空プロジェクト研究員 2018年- 現職 |
所属学会 | 日本地球化学会, Meteoritical Society, 日本地球惑星科学連合 |
居室 | 理学部6号館 8-02室 |