研究ニュース

刷り込み学習における最大の謎を解明!学習臨界期の扉を開くホルモン発見

帝京大学薬学部の本間 光一 教授,山口 真二 准教授,青木 直哉 助教,片桐 幸子 助教,北海道大学大学院理学研究院の松島 俊也 教授らの研究グループは,鳥類に見られる刷り込み学習(インプリンティング)に着目し,学習臨界期を開始させる因子が甲状腺ホルモンであることを発見しました。このホルモンによって鳥の学習能力は飛躍的にアップし,刷り込み学習ばかりでなく,その後の学習を習得する効率が大幅に向上します。言語学習など,臨界期を有する学習はヒトにおいても多く知られており,共通した原理を究明するためにも重要な発見です。

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