研究テーマ | 地球および惑星の起源と進化、惑星表層環境、太陽系形成期の物質進化 |
研究分野 | 惑星科学, 惑星探査 |
キーワード | ハビタブル惑星, 原始太陽系, 揮発性物質, 惑星形成, 初期地球, 月, 分化, 分配, 火星, 巨大惑星, タイタン, 氷天体, 水星, 隕石, 太陽系小天体, 原始大気, 大気散逸, 惑星表層環境, 物質循環, 系外惑星 |
研究紹介
「なぜ地球は生命の星となったのか」という問いに最大の関心を持っています。この答を得るために、大きく太陽系形成期における物質進化、惑星の起源と進化、そして惑星表層環境について主に理論的に研究を進めています。観測、実験、大規模数値モデリングなど、他の手法と用いてる研究者との共同研究と並行して、科学面から将来の惑星探査計画の推進にも取り組んでいます。
代表的な研究業績
Yurimoto, H., & Kuramoto, K. (2004). Molecular cloud origin for the oxygen isotope heterogeneity in the solar system. Science, 305(5691), 1763-1766.
Senshu, H., Kuramoto, K., & Matsui, T. (2002). Thermal evolution of a growing Mars. Journal of Geophysical Research: Planets, 107(E12), 1-1.
Kuramoto, K., & Matsui, T. (1996). Partitioning of H and C between the mantle and core during the core formation in the Earth: Its implications for the atmospheric evolution and redox state of early mantle. Journal of Geophysical Research: Planets, 101(E6), 14909-14932.
Kuramoto, K., Umemoto, T., & Ishiwatari, M. (2013). Effective hydrodynamic hydrogen escape from an early Earth atmosphere inferred from high-accuracy numerical simulation. Earth and Planetary Science Letters, 375, 312-318.
Ito, T., Ishiguro, M., Arai, T., Imai, M., Sekiguchi, T., Bach, Y. P., ... & Kuramoto, K. (2018). Extremely strong polarization of an active asteroid (3200) Phaethon. Nature communications, 9(1), 2486.
学位 | 博士(理学) |
自己紹介 | 道産子です。振り返れば、山遊びで見つけた貝の化石、部活動で体験した岩石薄片の作成、毎日の天気図書き、流星観測がいまの途に進むきっかけになったように思います。山や海はもちろん都市部でも自然の営みを肌で味わえる北海道は、地球や宇宙への興味をかきたたせてくれる場所です。ここから新しい宇宙地球観を育てて行ければと考えています。 |
学歴・職歴 | 1989年 東京大学理学部地球物理学科卒業 1991年 東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻修士課程修了 1994年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻博士課程修了, 学位取得 1994年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻研究生 1994年 東京工業大学理学部一般教育等地学技術補佐員 1995年 東京大学気候システム研究センターCOE研究員 1997年 日本学術振興会特別研究員(北海道大学低温科学研究所) 1998年 北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻助手 2001年 北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻助教授 2006年 北海道大学大学院理学研究院自然史科学部門 宇宙惑星科学分野助教授(理学院宇宙理学専攻担当) 2007年 北海道大学大学院理学研究院自然史科学部門 宇宙惑星科学分野教授(理学院宇宙理学専攻担当) 2015年- 現職 2018年- JAXA 宇宙科学研究所 特任教授 |
所属学会 | 日本惑星科学会, 日本地球惑星科学連合 |
プロジェクト | 火星衛星探査計画 MMX 新学術領域研究「水惑星学の創成」 |
居室 | 理学部8号館 8-202 |