お知らせ

令和7年度「分島亮研究奨励金」採択者への証書授与式が執り行われました

7月28日、理学研究院長室にて「分島亮研究奨励金」証書の授与式が執り行われました。この奨励金は、分島哲様・分島敦子様が、令和3年5月に逝去されたご子息、分島亮様(元北海道大学大学院理学研究院准教授)の意志を引き継ぎ、基礎研究を行う若手研究者の支援を願ってご寄附をされ、理学研究院において創設されました。

令和7年度の採択者は下記の3名です。
・和田 諒(化学部門・博士研究員)
・定成 健児エリック(物理学部門・学術研究員)
・池上 森(生物科学部門・学術研究員)

3名のみなさんは、現在進められている研究内容、研究推進力、将来性を厳正な審査を経て評価され採択さました。それを記念し、永井隆哉研究院長より証書が手渡されました。

左から、和田さん、永井理学研究院長、定成さん、池上さん

永井隆哉 理学研究院長のお祝いの言葉
皆さん、分島亮研究奨励賞の受賞、誠におめでとうございます。
本研究奨励賞は、2021年5月に40代半ばで若くして急逝された、本研究院化学部門准教授の分島亮先生のご遺族からのご寄附により設立されたものです。分島先生は若手時代に研究費の面でご苦労されたご経験があり、ご遺族はその思いを受け、理学分野で優れた研究を行う若手研究者への支援を強く願われました。

私自身も、分島先生とは同じ理学部6号館に居室があり、先生の専門分野に興味があったことから交流がありました。亡くなられる直前には、共同研究を始めさせていただいたことも、私にとっては特別な思い出です。

分島先生のご遺志を、皆さんにぜひ大切にしていただき、本研究奨励賞を有意義にご活用いただくことを切に願っております。皆さんの今後ますますのご活躍を心より期待しております。