研究者情報

山中 悠資

准教授

YAMANAKA Yusuke

巨大地震・津波災害の解明と減災

地震火山研究観測センター 海底地震津波研究分野

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研究テーマ

津波の予測
巨大地震の解明

研究分野津波, 地震, 防災, 減災
キーワード津波の発生・伝播・氾濫・遡上, 地震の震源過程, 沿岸災害・防災

研究紹介

私の主な研究対象は津波です。近年の計算機資源の充実に伴って津波の予測技術は急速に発展してきており、津波を発生させる外力特性がわかっていれば、過去に発生した津波やこれから発生するであろう津波の動きを比較的精度良く推定することができます。しかし、必ずしも推定結果が実際の現象を正確に表現しているとは限りません。特に沿岸域では津波の挙動が複雑になり、実際の現象と大きく異なるような推定結果が得られることもあります。このようなことから、数値計算だけでなく調査・観測なども併せて行い、多角的な視点から津波研究を行うことを心がけています。

代表的な研究業績

Nearshore Propagation and Amplification of the Tsunami Following the 2024 Noto Peninsula Earthquake, Japan, Y. Yamanaka, Y. Matsuba, T.Shimozono, and Y. Tajima, Geophysical Research Letters, 51(19), e2024GL110231, 2024.
Tsunami waveform inversion using Green’s functions with advection effects: application to the 2003 Tokachi–Oki earthquake, Y.Yamanaka & Y. Tanioka, Earth Planets Space, 76(1), 71, 2024.
Real-time tsunami forecasting system with nonlinear effects using Green’s functions: application to near-shore tsunami behavior in complex bay topography, Y.Yamanaka, K. Hashimoto, and Y. Tajima, Coastal Engineering Journal, 65(4), 546-559, 2023.
学位博士(工学)
学歴・職歴2009年 和歌山工業高等専門学校環境都市工学科卒業
2011年 長岡技術科学大学建設工学課程卒業
2013年 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程修了
2016年 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻博士課程修了
2013年 日本学術振興会特別研究員(DC)
2016年 日本学術振興会特別研究員(PD)
2017年 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻助教
2021年 北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター講師
2025年 現職
所属学会土木学会, 日本地震学会, 日本地球惑星科学連合
居室理学部4号館

地震火山研究観測センター 海底地震津波研究分野

山中 悠資

准教授

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いま没頭している研究テーマは何ですか?

津波の発生・伝播・氾濫のモデリング(シミュレーション)を中心とした津波研究をしています。これらは津波の現象解明や防災に役立つ研究ですが、派生研究として巨大地震や火山活動などのメカニズムを解明する研究を実施することもあります。場合によっては津波研究からしかアプローチできない未解明な巨大地震などもあり、津波研究は奥が深い研究分野だと思います。

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研究者になったきっかけは何ですか?

私の場合、漠然とした研究者への憧れが先に来ており、どのような研究テーマでという具体的なところが最初はぼやっとしていました。そのようなときに東日本大震災が発生し、その津波の研究を実施していく中で津波の研究者になることを決めました。

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尊敬する研究者は誰ですか?理由も教えてください。

私を指導して/受け入れてくださった先生方を全員尊敬しています。これまで多くの先生方にお世話になってきているのですが、どの先生からも丁寧かつきめ細かく(かつ厳しく)ご指導いただいたと思っています。いまの私の考え方や研究スタイルは、私のこれまでの指導教員の先生方の影響を強く受けていると自分でもよくわかります。

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研究者になるまでの思い出を教えてください。

大学院生のときに海外に短期滞在して研究をしていたことがあります。その経験を経て海外での研究活動にも興味を持つようになりました。1週間程度でも数日だけでも、学会発表とか打ち合わせとか何でも良いと思うので、早いうちから海外で研究に関する経験をすると、視野が広がって良いと思います。