名前の通りの「小さなトマト」です。みなさんが普段食べているトマトやミニトマトの仲間ですが、実験室で育てやすいように背丈も果実のサイズも小さくしてあります。最近(2009年)日本の研究機関が中心となりゲノム情報(遺伝子の配列)が解読されたことから、研究するうえで一層便利になりました。マイクロトムを利用することで、基礎研究の成果が農業や食品産業に活かされるチャンスが増えると期待されています。(佐藤長緒)
背丈の低い矮性のトマトで、ナス科のモデル植物として使われます。果実をつけることなど、シロイヌナズナやミヤコグサが持たない性質を備えています。私たちが食べる多くの野菜がナス科に属しており、野菜への応用という観点でも用いられます。(三輪京子)