研究テーマ | ミクロな素粒子の世界とマクロな宇宙の謎を解明する理論(超弦理論)の探求 |
研究分野 | 素粒子論, 宇宙論 |
キーワード | 超弦理論, 素粒子標準理論, 宇宙論, コンパクト空間 |
研究紹介
重力を含むすべての相互作用やクォーク・レプトン、そしてヒッグス粒子などの素粒子を統一的に記述する有望な理論が、超弦理論である。その超弦理論からどのような素粒子像が導かれるかそのような宇宙像が導かれるかの研究を行っている。超弦理論は理論の整合性のために、我々の4次元以外に6次元空間を予言する。その6次元空間はコンパクトな空間となっている考えられているが、その幾何学的性質により現れる素粒子像が異なり、どのようなコンパクト空間が我々の世界を記述し、どのような予言がえられるかの研究を行っている。
代表的な研究業績
''Z(n) Orbifold Models,''
Nucl. Phys. B 341, 611 (1990).
''Searching for realistic 4d string models with a Pati-Salam symmetry: Orbifold grand unified theories from heterotic string compactification on a Z(6) orbifold,''
Nucl. Phys. B 704, 3 (2005)
''Little SUSY hierarchy in mixed modulus-anomaly mediation,''
Phys. Lett. B 633, 355 (2006)
''Stringy origin of non-Abelian discrete flavor symmetries,''
Nucl. Phys. B 768, 135 (2007)
''Non-Abelian Discrete Symmetries in Particle Physics,''
Prog. Theor. Phys. Suppl. 183, 1 (2010)
学位 | 学術博士 |