研究者情報

鈴木 久男

教授

SUZUKI Hisao

素粒子と共に宇宙の始まりの謎を解きます

物理学部門 非線形物理学分野

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研究テーマ

重力の量子論(超弦理論)や初期宇宙論の研究、また高等教育研究もしています

研究分野素粒子, 宇宙論, 重力理論
キーワード統一理論, 重力理論, 宇宙論, 暗黒物質, 暗黒エネルギー, インフレーション

研究紹介

超弦理論は、重力を含む統一模型として有力な候補です。この超弦理論の研究では、風間・鈴木模型と言われるモデルを作りました。超弦理論では私たちの時空以外はカラビ・ヤオ多様体という空間となることが一つの有力な候補です。この空間における量子論的な補正の研究もしてきました。
ブラックホールや中性子星などから発せられる重力波の厳密階の研究や宇宙初期からの重力波の研究も行っています。
また最近は、インフレーション前の情報を宇宙背景放射の揺らぎから見る可能性について研究しています。
高等教育研究では、日本で初めて”クリッカー”を使った授業を開始しました。また、海外の事例にならって「統合科学授業」を開始し、テキストを刊行しました。
最近では、海外の組織的なSTEM教育改革に関する視察研究や、アジアのアクティブラーニングに関する視察、またSTEM領域における問題解決について研究しています。

代表的な研究業績

H. Suzuki, Phys. Rev. Lett. 56 (1986) 1534-1537,Supercurrent anomaly in the N=1 self-interacting Wess-Zumino Model and supersymmetric Yang-Mills theory
A. Sugamoto and H. Suzuki, Phys. Rev. Lett. 57 (1986) 1665-1668,
Role of modular invariance in evaluation of gauge and gravitational anomalies in the
heterotic-string theory
Y. Kazama and H. Suzuki, Nucl. Phys. B321 (1989) 232-268, New N=2 superconformal field theories and superstring conpactification,
S. Mano, H. Suzuki and E. Takasugi, Progress of Theoretical Physics, Vol. 95 (1996) 1079-1096, Analytic Solutions of the Teukolsky Equation and their Low Frequency Expansions
Tadashi Sasaki and Hisao Suzuki,
Exact solutions of primordial gravitational waves,
Prog. Theor. Exp. Phys. 2018, 113E03
学位博士(理学)
自己紹介

静岡県袋井市出身です。バラの栽培が趣味です。

学歴・職歴1979年3月   静岡県立磐田南高等学校卒
1983年3月  名古屋大学理学部物理学科卒
1988年2月  名古屋大学博士後期課程単位取得退学
1988年10月-1995年 大阪大学 助手
1990年10月   ハーバード大学 ポストドクトラルフェロー
1995年10月   北海道大学 准教授
2009年3月-現在 北海道大学 教授
所属学会日本物理学会, 物理教育学会, 大学教育学会, American Association of Physics Teachers
居室理学部2号館 2-11-08号室
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所属・担当