研究テーマ | 環境ストレスに応じた植物の形態形成の適応機構を植物ホルモン応答から解き明かす |
研究分野 | 植物生理学, 分子生物学, 分子遺伝学 |
キーワード | シロイヌナズナ, 形態形成, 発生, 変異体解析, イメージング, ルシフェラーゼ, オーキシン, サイトカイニン |
研究紹介
植物は静物といわれるように動かない生き物の代表と考えられていますが,それは私達の時間感覚では感じられないだけで、記録映像を早回しで見てみると、非常にダイナミックに動いたり,芽や花など新しい器官を次々と作り出していきます。このような形作りは形態形成と呼ばれ,植物ホルモンであるオーキシンが中心的な役割を担っています。当研究室ではシロイヌナズナの突然変異体や形質転換植物を使って,オーキシン応答性遺伝子の発現メカニズムを明らかにしています。
植物は食料源として、また地球環境の維持に非常に大きな役割を果たしており,植物の発生過程を理解することは今後ますます重要になるでしょう。私たちは植物ホルモン「オーキシン」応答の理解と応用から,将来の農業や地球環境の維持に貢献したいと考えています。
学位 | 博士(地球環境科学) |
学歴・職歴 | 1992 北海道大学 理学部生物学科植物学専攻 卒業 1994 北海道大学大学院 理学研究科修士課程 卒業 1997 北海道大学大学院 環境科学研究科博士課程 卒業 1996-1998 日本学術振興会 博士研究員 1998-2004 英国エジンバラ大学 博士研究員 2004-2006 北海道大学大学院 理学研究院 助手 2006-2009 北海道大学大学院 理学研究院 助教 2009-2010 北海道大学大学院 先端生命科学研究院 准教授 2010- 現職 |
所属学会 | 日本植物生理学会, 日本植物学会, 北海道植物学会 |
居室 | 理学部5号館 5-612号室 |