研究トピックス
最近の論文から
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2023.05.21最近の論文からオスカー(oskar)遺伝子は転写因子Crebに働きかけて長期記憶を制御する行動神経生物学系の水波誠先生(2023年3月退職。現名誉教授および電子科学研究所客員研究員)の研究グループは、ハーバード大学エクスタバー・キャサンドラ(Extavoir Cassandra)教授のグループとの共同研究によ...
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2023.05.07最近の論文から昆虫の社会学習においてオクトパミンニューロンは報酬情報を伝える:昆虫にも「ミラーニューロン」があるのか?行動神経生物学系の水波誠先生(2023年3月退職。現名誉教授および電子科学研究所客員研究員)の研究グループは、フタホシコオロギの社会学習についての論文を発表しました。大学院生の瀬木優真と橋本光平が行なった研究で、コオロギ...
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2023.01.03最近の論文からRNA指令型DNAメチル化によるトランスポゾンの転移制御機構を解明形態機能学系の伊藤秀臣先生の研究グループは、シロイヌナズナを用いて、DNAメチル化によるトランスポゾンの転移制御についての新しい知見を発表しました。この論文は博士課程1年生の牛 小蛍さんの研究成果であり、北大のプレスリリ...
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2022.12.16最近の論文から百年の眠り 眠れる森の美女の教え~新しい細胞膜貫通型糖タンパク質を発見、植物の成長を操る新技術開発に期待~百年の眠り 眠れる森の美女の教え ~新しい細胞膜貫通型糖タンパク質を発見、植物の成長を操る新技術開発に期待~ 北海道大学大学院理学研究院の藤田知道教授、テイ ウイコック助教、アーリヤーラセン メナカー博士研究員、同大学院...
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2022.11.29最近の論文から哺乳類の新しい性決定の仕組みを発見―Y染色体が消失してもオスは消滅しない―生殖発生生物学系の黒岩麻里教授、水島秀成助教らの研究グループは、Y染色体とSry遺伝子をもたないアマミトゲネズミ(Tokudaia osimensis)という哺乳類種を対象に、世界で初めてSry遺伝子なしにオスが決定され...
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2022.11.24最近の論文から行動神経生物学系、田中研の卒業生の池田和明君、片岡雅基君らが、ショウジョウバエを用いて論文を発表しました。行動神経生物学系の田中研の卒業生の池田和明君、片岡雅基君らは、ショウジョウバエを用いて、視覚系の神経活動が細胞外の電気的な活動を介して嗅神経の発火頻度を変化させることを論文として発表しました。現在の神経科学では、神経細...
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2022.08.16最近の論文から小型水生甲殻類の新種を相次いで報告多様性生物学・進化学系の角井敬知先生の研究グループは,汽水域や浅海域,深海底から得られたサンプルを研究する過程で名前のついていない小型水生甲殻類を複数種見出し,それらを新種として記載・論文で発表しました。 以下,関連する...
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2022.07.20最近の論文から日本のシロイヌナズナで転移因子が活性化形態機能学系の伊藤秀臣先生の研究グループは,シロイヌナズナを用いて,生息環境の違いで環境ストレス応答が異なる仕組みについての新しい知見を発表しました。この論文は,今年博士号を取得した野沢紘佑さんが中心的に行った研究成果を...
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2022.07.06最近の論文から固相のRNA分子倉庫が液相のタンパク質合成工場に ~細胞が必要な時期に必要なタンパク質を合成する新たな仕組みを解明~生殖発生生物学系の小谷研究室では,博士課程の佐藤圭祐さん(本学科卒業生)らが中心に行った研究から,動物の胚において発生に必要なタンパク質を合成する新たな仕組みを解明し,論文発表しました。 北海道大学のプレスリリース記事と...
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2022.05.11最近の論文からコオロギ全身を貫く巨大介在ニューロンの詳細な形態が明らかに行動神経学系の小川研究室では,生物科学科の学生(研究当時)であった山尾さんらが行った,コオロギの巨大介在ニューロンに関する研究成果を論文として発表しました。コオロギ巨大介在ニューロンの詳細な3次元構造を明らかにしています...
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2022.04.26最近の論文から深海底や高山から新種の生物を発見多様性生物学系の角井敬知先生のグループは,深海底や高山での調査を行い,新種のウミナナフシやカイミジンコを発見し,論文を発表しました。 深海底に潜む小型生物の多様性については,採集の難しさに加え,当該生物の正体を明らかにで...
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2022.04.11最近の論文から植物のバイオマス増加を支える脱ユビキチン化酵素を発見~植物ホルモンの作用効果を高める新たな手法の開発に期待~形態機能学系の佐藤研究室では,大学院生であったYongming Luoさん(現JSPS特別研究員(PD))らが中心に行った研究から,植物のバイオマス増加に欠かせない新たな因子を発見し,論文として発表しました。北海道大学の...