生き物紹介
生態遺伝学系
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クマネズミ列島のあちらこちらに移入しては野生生物の生態にダメージを与えたり、危険な病原菌などを伝搬することが心配されています。最近、小笠原や小樽でヨーロッパ型の系統が移入していることが判明しました。しっかりとした監視体制をつくるこ...
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アカネズミ北海道から薩南諸島(屋久島、種子島など)まで列島に広く分布しています。染色体(本州中央部に境界線)、形態、遺伝子に明瞭な地理的変異があることが知られており、遺伝子の進化的動態や日本列島の地史を知るうえで重要なヒントを与え...
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ニホンヤマネ小型のゲッ歯類です。冬眠鼠ともよばれ、天然記念物にもなっています。日本の固有種のなかでも最も古参と目されています。最近の遺伝子の変異の解析から列島には遺伝的に大きく異なる8つの集団が生息していることが分かっています。(鈴...
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クロテンイタチ類とも近縁な仲間で、ロシア、韓国、北海道などに分布します。夏に黒い毛色は冬に淡色系に変化しますが、北海道の個体は大陸に比べると、白さがめだつことが知られています。なぜ北海道ではクロテンの冬毛は白いのでしょうか。謎の...