知性と感性の源を探る
田中 暢明准教授/TANAKA, Nobuaki
行動神経生物学系
研究分野
神経生物学
研究テーマ
外界を知覚し、それに適した行動をとるための神経基盤
脳はどのように外界の環境を認識して、それに適した行動を表出するのか?私たちの研究室では、ショウジョウバエを用いて、匂いの情報が処理される機構や、その処理が個体の気分や体調によって調節される機構を研究しています。また、最近、頭足類のヒメイカを使って、関節や骨格のない肉体の運動制御や脳の感覚情報処理機構の研究を開始しました。いずれも個々の神経の構造から機能まで明らかにするために、解剖学や生理学の手法を組み合わせて研究を行っています。
自分独自の価値観をもって生物を俯瞰することで、生物のもつ美しい調和を理解する楽しさを味わってみませんか?
参考文献
- 「異質なものから本質を探る:イカに魅せられて」(2015) 細胞工学 34(9) p835
- Sugime Y, Watanabe D, Yasuno Y, Shinada T, Miura T, Tanaka NK*. (2017) The upregulation of juvenile hormone titers in female Drosophila melanogaster through mating experiences and host food occupied by eggs and larvae. Zoological Science 34:52-57.
- Yagi R, Mabuchi Y, Mizunami M, Tanaka NK*. (2016) Convergence of multimodal sensory pathways to the mushroom body calyx in Drosophila melanogaster. Scientific Reports 6: 29481; doi: 10.1038/srep29481.
- Koizumi M, Shigeno S, Mizunami M, Tanaka NK* (2016) Three-dimensional brain atlas of pygmy squid, Idiosepius paradoxus, revealing the largest relative vertical lobe system volume among the cephalopods. Journal of Comparative Neurology 524:2142-2157.
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