教員

多様性の由来

典滋准教授/YOTSUKURA, Norishige

忍路臨海実験所
研究分野
海産植物学
研究テーマ
褐藻コンブ目植物の系統と種分化に関する研究

我が国の北海道や東北北部、更にはロシア極東域含む太平洋北西域沿岸は、世界で最もコンブ類(コンブ目植物)の多様性に富む地域のひとつです。私は、これらコンブ類の多様性を把握し、それぞれの系統類縁関係の推定を試みています。また、固有種がたくさん知られている日本のコンブ類は、どこから来て、どのように分布を拡げていったのか、そして分化していったのかについても分子生物学的手法を取り入れて研究を進めています。更に、今後考えられる“コンブ類の生育環境の変化”に備え、各種(株)の遺伝的特性の把握と遺伝資源の保全を進めるとともに、より生産性の高い産業種の作出に向けた育種に取り組んでいます。

メッセージ

北海道の沿岸には、他の地域では見ることのできない豊かな“海の森”が広がっています。海洋環境が刻々と変化しているなかで、この“海の森”のことをよく理解し、守り、育てることは北海道に暮らす私たちの大切な役目だと思います。

参考文献

  • 「フィールド科学への招待」 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター編 (三共出版)
  • 「海藻利用への基礎研究」 能登谷正浩編著 (成山堂書店)

多様性

地球上にはなぜこんなに多くの生物種がいるのだろうか?多くの研究がなされていますが、まだまだ分からないことばかりです。

北海道沿岸には約40種のコンブ類が生育しています。これらコンブ類は、根・茎・葉状部の形態的特徴を基に分けられていますが、生育環境の違いによってその姿は大きく変化します。私たちが食する所謂“コンブ”は遺伝子のレベルでは多様性に乏しいことが知られています。(四ッ倉典滋)

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バイオマーカー

バイオマーカーとは、「生体内の様々な生物変化を定量的に検出するための指標となる物質」のことで、藻類研究においては遺伝子情報やタンパク質情報などを用います。コンブ類については、“藻場造成”や“育種”の現場で有用なバイオマーカーの開発が求められています。(四ッ倉典滋)

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藻場

藻場(もば)とは、浅海域における大型海藻類の群落帯のことで、主要構成種の違いでコンブ藻場、アラメ・カジメ藻場、ガラモ場(ホンダワラ類)、アマモ場などに分けられます。(四ッ倉典滋)

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北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 水圏ステーション 忍路臨海実験所

所属研究院

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環境科学院
生物圏科学専攻

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連絡先

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Email: yotsukur [atmark] fsc.hokudai.ac.jp
TEL: 011-706-2585
FAX: 011-706-3450

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