お知らせ

相馬先生が編集執筆した2冊の本が出版されます

行動神経学系の相馬雅代准教授が編集・執筆した2冊の本が出版されます。以下、それぞれについての解説です。

『遺伝子から解き明かす鳥の不思議な世界』
一色出版
上田恵介 編
2019年11月20日発売予定
「あの鳥は、どのように進化してきたのか? 特有の色彩世界と色覚の進化、道具を操る学習と記憶、美しい羽模様を生み出す分子メカニズム、絶滅危惧種と保全活動の実像など、鳥類学の主なテーマを網羅。」(一色出版)

相馬先生は第4章「カエデチョウ科鳥類の性淘汰と雌雄コミュニケーションの進化」を執筆されました。ほかに、北大総合博物館の江田真毅先生や水産学部の綿貫豊先生も執筆されています。鳥類学の多岐にわたるテーマを読み物ととして楽しめる一冊です。表紙の青い鳥は相馬研究室で研究しているセイキチョウです。

『生き物と音の事典』
朝倉書店
編集委員: 高梨琢磨・松尾行雄・力丸裕・宋文杰・小池卓二・小田洋一・市川光太郎・相馬雅代・関義正
「空気、もしくは何らかの媒体の振動――「音」を聞いたり、自ら音を発したりして、外界と情報をやりとりすることを音響コミュニケーションという。ほとんどすべての動植物は、何らかの形での音響コミュニケーションを行っている。そうした音と生物との関係を研究する学問が生物音響学であり、その生物音響学に関する初の総合事典が本書である。音や振動に関する基礎的な項目にはじまり、ヒトやコウモリ、鳥類などの陸上動物から、イルカや魚類などの水棲動物、さらには昆虫や植物まで、生物種ごとにさまざまなテーマを立てて、1ページから4ページで簡潔に解説。読みやすくかつ充実した知識が手に入る、この分野の必携書。」(朝倉書店)

相馬先生は鳥類の章の執筆、編集に関わりました。ほかに、和多和宏研究室の元メンバーや小川宏人先生、小川研究室の元メンバーも執筆陣に名をつらねています。生き物と音に関わる最新のトピックスが網羅されています。