植物にとって時に有害なトランスポゾンの転移抑制機構の総説を発表しました
2011.12.28
トランスポゾンが活性化すると宿主ゲノム内に様々な変化を引き起こします。その多くは、宿主にとって悪影響を与えます。そのため、植物を含む多くの生物ではトランスポゾンの活性が宿主が獲得した様々な機構によって抑制されています。
伊藤秀臣先生(研究室HP)は、このたび総説として、植物においてトランスポゾンの活性がどのように抑制されているのか、エピジェネティックな観点から近年の興味深い報告をまとめられ、発表されました。
論文のタイトルは「Small RNAs and transposon silencing in plants」、
掲載雑誌は「Development, Growth & Differentiation」です。
本総説では、small RNAを介したエピジェネティックなトランスポゾンの抑制機構とトランスポゾンが宿主に与える影響についてまとめてあります。 ご興味のある方は是非一度読んでみてください。