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太田菜央さんが国際生物音響学会で若手最優秀口頭発表賞を受賞

行動神経学系相馬研究室の博士学生である太田菜央さんが、ドイツのバイエルン地方ムルナウで9月7~12日に開催された国際生物音響学会(IBAC,International Bioacoustics Congress)にて、若手最優秀口頭発表賞を受賞しました。

発表した研究は「Tap dancing birds: the multimodal mutual courtship display of males and females in a socially monogamous songbird」(Nao Ota, Manfred Gahr & Masayo Soma)で、副賞としてBioacousticsの一年間の購読が授与されました。

IBACは生物の表出する「音」を対象とする研究者が集う、隔年開催の国際学会です。行動学・神経科学・生態学・工学など、アプローチが多岐にわたるだけでなく、対象とする生物も、鳥類・哺乳類・昆虫・両生類と多彩であり、さらに研究者同士の密なディスカッションが行われることに大きな特徴があります。太田さんの発表は、マックスプランク鳥類研究所のGahr氏との共同研究で、今まで全く知られていなかった驚異的な鳥のコミュニケーションを丹念に明らかにし、喝采を浴びました。

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 写真は右からIBAC会長Ole N. Larsen氏、太田菜央さん、相馬雅代先生