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本学科出身の成瀬澄子氏に紺綬褒章が授与されました

左から、皆川一志理事、成瀬澄子氏、笠原正典総長職務代理

北大フロンティア基金に多額の寄附をされた成瀬澄子氏へ紺綬褒章が授与されました。

成瀬氏は、北海道大学理学部を卒業後、北海道大学大学院に進学し、昭和33年に修了されました。昭和36年に福島県立医科大学より医学博士の学位を、昭和48年に北海道大学より理学博士の学位を授与されています。福島県立医科大学助手、米国テキサス大学Postdoctoral Fellow、米国シカゴ大学Research Associateを経て、昭和45年に城西大学理学部助教授、昭和48年に同教授に昇任し、定年退職後も同大学招聘教授として平成13年まで勤務されました。

成瀬澄子氏と夫の故成瀬 隆氏は、北海道大学理学部の当学科を卒業後、研究者として研究を続けてきたことから、次の世代の研究者に役立てていただきたいとの思いより、このたび北大フロンティア基金の特定資金として、当学科に寄附を頂きました。

北海道大学東京オフィスにて行われた伝達式では、成瀬澄子氏から、隆氏とは植物学の同期であり研究者として対等な関係で研究を続けてこられたことや、澄子氏が米国での研究ができたことも隆氏の渡米と力添えがあったからであり、今回のご寄附もお二人のお気持ちであるとお話いただきました。本学関係者が見守る中、笠原総長職務代理から褒章記が伝達されました。

※ 紺綬褒章とは、公益のために私財(個人の場合500万円以上)を寄附した者を対象に、表彰されるべき事績の生じた都度、各府省等の推薦に基づき審査され、授与されるものです。国、地方公共団体又は公益団体(公益を目的とし、法人格を有し、公益の増進に著しく寄与する事業を行う団体であって、当該団体に関係の深い府省等の申請に基づき賞勲局が認定した団体)に対する寄附が授与の対象となります。

なお当記事は北大フロンティア基金のホームページより転載したものであり、理学部のホームページでも紹介されています。