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鈴木光さん(行動神経生物学系小川研究室)北海道大学脳科学研究教育センター合宿研修にて優秀発表賞を受賞!

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2025年11月22日~23日に北広島クラッセホテルで開催された、「2025年度北海道大学脳科学研究教育センター 合宿研修会」において、生命科学院生命システム科学コース修士課程2年(生物科学科生物学専修卒)の鈴木光さんが、優秀発表賞を受賞しました。

脳科学研究教育センターでは毎年宿泊研修を行っており、そこでは所属学院を越えて「脳科学専攻」を履修する大学院生が研究成果を発表します。

そこで鈴木さんは、「コオロギ気流誘導性逃避行動における上行性介在ニューロンの機能解析」という演題で口頭発表を行いました。

鈴木さんは、空気リフト型球形トレッドミル上で逃避運動を行っているコオロギの神経節にガラス微小電極を刺入し、単一神経細胞から神経活動を細胞内記録するという、非常に技術的に高度な実験を行って、気流情報を脳へ伝える巨大介在ニューロンの機能を明らかにしました。

また、コオロギが自発的に運動している間に下行性入力を受けて、反応性を変化させることも示しました。

これらの結果は、逃避行動を起こすかどうか、いつ逃げ出すか、どちらへ逃げるか、という決定に実際に使用される感覚情報が、脳に伝える複数の細胞の集団活動に表現されていることを示すものであり、行動神経科学上の興味深い発見です。