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北大東北大共同開発のフィリピン共和国第2号衛星「DIWATA-2」台風11号の目の撮影に成功今後の台風積乱雲など極端気象の高精度高頻度観測に期待

【ポイント】
●台風勢力を正確に推定するには、台風の目の雲(壁雲)の形状を高精度で把握することが必要。
●従来の静止気象衛星では一定角度での撮像のみで、3次元構造観測は不可能で、かつ解像度も低い。
●複数角度からの連射撮影が可能な超小型衛星DIWATA-2により台風11号の壁雲の詳細な3次元観測に成功。

【概要】
北海道大学、東北大学及びフィリピン政府が共同開発した超小型衛星が、沖縄に接近した台風11号の壁雲の詳細な3次元観測に成功しました。

台風勢力を正確に推定するには台風の目の雲(壁雲)の形状を高精度で把握する必要がありますが、これまでのほとんどの衛星ではその詳細な構造を立体的に撮影することは不可能でした。北海道大学、東北大学及びフィリピン政府が共同開発し、2018年10月に打ち上げられたフィリピン共和国の第2号超小型衛星DIWATA-2は、カメラの視野を特定の緯度経度に固定しながら撮影する高度なターゲットポインティング機能を有します。今回、非常に強い台風11号の目を標的に、複数角度から連写撮影することに成功しました。

詳細はプレスリリースをご覧ください。