Event
講演会:社会で貢献する数学
Event Date: Nov 25, 2026
数理連携推進室主催のイベントを開催します。
日時:令和8年11月25日(水)16:30-18:00
会場:理学部3号館2階理学部講義室(3-204)
対象:理学部・理学院の学生
講演:鳥居 拓己 氏 / 日本生命保険相互会社 関連事業部
丹菊 拓洋 氏 / 修士(理学) / トーア再保険株式会社 生保企画部
主催:数理連携推進室(世話人:坂井 哲)
ポスター(クリックで表示されます)
機関投資家の資産運用を支える数学
鳥居 拓己/ 修士(理学)/ 日本生命保険相互会社 関連事業部(ニッセイ情報テクノロジー株式会社 出向)
生命保険会社の運用資産多くは有価証券が占めており、国債・社債・株式・外国証券・ファンド投資など、構成は年々多様化しています。 また最近では、経済価値ベースのソルベンシー規制の導入など、保有資産のリスク評価手法は高度化・複雑化しており、リスク評価の前提となるデータの粒度や管理体制の重要性も増しています。 会計の観点から正確性が求められる機関投資家の資産運用業務は、システムによって業務フローを効率化することによって 上記の変化に対応してきました。本講演では、私が担当しているシステムの概要と現場で用いられているいくつかの評価手法を紹介します。

[講演者紹介]
鳥居 拓己/ 修士(理学)/ 日本生命保険相互会社 関連事業部(ニッセイ情報テクノロジー株式会社 出向)
2025年3月 北海道大学 理学院数学専攻修了(坂井研究室、専門:ランダム構上のランダムウォーク)
同年日本生命保険相互会社に入社。入社初年度社内ITインフラ刷新プロジェクトに携わり、IEからEdgeへの移行に伴うシステム改修領域でPMO業務を担当。その後システム開発の現場を経験したいと思い、グループ企業のニッセイ情報テクノロジー株式会社へ出向。出向先では資産運用ソリューション事業部に所属し、機関投資家の資産運用業務を支えるシステムの開発・保守業務に従事。
生命(再)保険の裏にある数学
丹菊 拓洋/ 修士(理学)/ トーア再保険株式会社 生保企画部所属
生命保険数理の基本的な体系は19世紀までに成立しており、現代では多くの保険商品について、保険料や責任準備金を計算するための道具が整っています。それでは、アクチュアリーの仕事は、既存の公式にパラメータを代入するだけなのでしょうか。
生命再保険の実務では、将来を「予測」するためにも、不確実な給付を「評価」するためにも数学が使われています。今回は、死亡率予測の手法と、運用実績に応じて保険金額が変わる変額保険の評価を通じて、線形代数や確率論が商品開発や保険会社の収益にどのように結びついているのかをお話しします。

[講演者紹介]
丹菊拓洋/ 修士(理学) / トーア再保険株式会社 生保企画部所属
2018年3月 北海道大学 理学院数学専攻修了(坂井研究室)。
同年4月に現勤務先に入社。主に生命再保険のデータ分析、引受、リスク管理に関わる。
