研究トピックス
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Aug 03, 2017最近の論文からトマトにおけるユビキチンシグナルの総説を発表形態機能学系の山口淳二先生と佐藤長緒先生のグループが、トマトのユビキチンシグナルに関する総説を発表しました。実験モデルとしてのトマトの有用性とそこから得られた最新の知見を解説したものです。以下、佐藤先生による解説文です。...
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Aug 03, 2017最近の論文から糖による植物の成長制御に関わる新規ユビキチンリガーゼATL15を発見形態機能学系の山口淳二先生と佐藤長緒先生のグループが、植物の糖応答に関する新しい発見を論文発表しました。以下、佐藤先生による解説文です。 糖は生命活動を支える重要な栄養素です。細胞内の糖は代謝基質およびシグナル分子として...
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Jun 27, 2017最近の論文から勝先生がJournal of Endocrinology に総説を発表生殖発生生物学系の勝義直先生が、ミネラルコルチコイド受容体に関する総説を内分泌学分野の専門誌「Journal of Endocrinology」に発表しました。カリフォルニア大学のMichael Baker博士との共著に...
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Jun 20, 2017最近の論文から「試験管内での遺伝子簡単構築法」/ BioBrick-based ‘Quick Gene Assembly’ in vitro環境分子生物学系の山崎健一先生が新しい遺伝子合成法を開発して、合成生物学の専門誌「Synthetic Biology」に論文発表しました。以下、山崎先生ご本人による解説です。 「5種類くらいの異なるDNA断片からなる遺伝...
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Jun 09, 2017最近の論文からアブラナ科野菜における熱活性型レトロトランスポゾンとエピジェネティックな制御について形態機能学講座IIIの伊藤助教グループは、アブラナ科の野菜17種類を用いて、熱活性型レトロトランスポゾンの配列の保存性や高温ストレス応答について解析しました(トランスポゾンの説明はこちら)。その結果、実験に用いた全ての野...
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May 22, 2017最近の論文からシロイヌナズナ自然集団における遺伝的多様性の解析形態機能学講座IIIの伊藤助教グループは、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて高温で活性化するレトロトランスポゾンについて解析しました。シロイヌナズナの生息地は世界の温帯に広く分布しており、1,000を超える自然集団が...
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May 17, 2017最近の論文から絶滅危惧種アマミトゲネズミのiPS細胞から卵子と精子を作出生殖発生生物学系の黒岩麻里教授が研究材料としているアマミトゲネズミ(Tokudaia osimensis)のiPS細胞が樹立されました。本研究は、宮崎大学、理化学研究所、京都大学、滋賀医科大学との共同研究です。なお、北海...
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Apr 05, 2017最近の論文からゴキブリはメス集団だけで生き延びる行動神経生物学系の水波誠先生と大学院生である加藤巧さんらは、電子科学研究所の西野浩史助教らとの共同研究で、ゴキブリの単為生殖に関する新しい発見を論文発表しました。以下は加藤さんによる解説です。 一部の動物には、オスのいな...
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Apr 05, 2017最近の論文からCa2+シグナルが植物体内の栄養バランス統合シグナルとして働くことを発見形態機能学系の山口淳二先生と佐藤長緒先生のグループが、植物の栄養バランスを調節するための新しいメカニズムを発見して論文発表しました。本学科出身の安田盛貴博士が中心的な役割を果たした成果となっています。以下、佐藤先生による...
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Mar 03, 2017最近の論文から硝酸誘導性の植物成長促進を制御する鍵因子BT1/2を単離形態機能学系の佐藤長緒先生と山口淳二先生のグループが、植物の硝酸応答に関する新しい発見を論文発表しました。東京大学の柳澤博士との共同研究となっています。以下、佐藤先生による解説です。 植物は、土壌中の無機窒素を同化するこ...
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Feb 02, 2017最近の論文からニワトリ胚の卵巣発達には男性ホルモンが重要生殖発生生物学分野の黒岩麻里教授のグループが、ニワトリの卵巣発達と男性ホルモンの関係について明らかにしました。以下、黒岩先生による解説です。 男性(雄性)ホルモンは、オスらしさをつくるために重要な働きをもちます。ニワトリ...
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Jan 23, 2017最近の論文から未分化細胞を介したトランスポゾンの転移誘導に成功!形態機能学系の伊藤秀臣助教を中心とする研究グループは、環境ストレスで活性化するトランスポゾン(用語解説はこちら)の転移誘導に成功しました。自然界でこのトランスポゾンは37℃程の高温に反応して転写が活性化します。しかし、転...