Event
日本数学会北海道支部講演会・支部総会
Event Date: Dec 18, 2024
時間: 15:00-17:30
場所:理学部4号館5階 若手研究者交流室(4-501)
講演者:秋田 利之氏 (北海道大学)、三波 篤郎氏 (北見工業大学)
15:00-16:00 秋田 利之氏
タイトル : 群のホモロジーについて
アブストラクト:群の(コ)ホモロジーは幾何と代数にまたがる研究分野です。この講演では群のホモロジーのトポロジーにおける起源と性質について概観した後、講演者の研究を幾つか紹介します。
16:15 -17:15 三波 篤郎氏
タイトル:力学系理論発展史(双曲力学系理論が生まれるまで)
アブストラクト:現在の力学系理論は,1960年代の UC Berkeley において,Stephen Smale と彼のもとに集まった何人かの大学院生を中心としたグループによって作り上げられた「双曲力学系理論」をその出発点としています.
Smale が双曲力学系理論の着想を得るまで過程では,いくつもの偶然とも言えるエピソードが関わっており,その一つでも欠けていれば,その後の力学系や非線形系についての理解が大きく遅れていた可能性もあるという意味で,数学の発展プロセスに関する一つの興味深い例となっていると思います.
この講演では,19世紀末から始まって,1960年に双曲力学系理論の着想が突然生まれるまで過程を,いくつかの重要なエピソードを交えてお話します.
17:15 -17:30 支部総会
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
世話人:梅田 陽子 (北海道大学)・蒲谷 祐一 (北見工業大学)