研究トピックス
最近の論文から
-
Oct 07, 2020最近の論文から柁原准教授のグループがヒモムシの新種を発見しました本学科を平成29年度に卒業した波々伯部夏美さん(現在東京大学三崎臨海臨海実験所博士課程1年生)は北大理学院修士課程在籍中の2018年8月にパナマのボカス・デル・トロにあるスミソニアン熱帯研究所で開催された「紐形動物の分類...
-
Jul 27, 2020最近の論文から学生実習で新種ヒモムシ発見!当学科では野外で実施される魅力的な実習が用意されています。今回そのような3年生対象の学生実習の一つ「臨海実習I」に参加した学生さんたちが採集した標本に新種が含まれることがわかり、多様性生物学・進化学系の柁原宏准教授が記載...
-
Jun 13, 2020最近の論文から栄養ストレスに応じた植物細胞内リン酸化シグナルダイナミクスを網羅的に解明形態機能学系の佐藤長緒先生と山口淳二先生らの研究グループは、植物の栄養ストレス応答に関する新しい知見を論文発表しました。詳しい日本語解説はこちらから読むこともできますが、以下、佐藤先生による解説です。 私達...
-
Apr 27, 2020最近の論文から鳥類の免疫遺伝子が配偶者選択に影響する多様性生物学系の高木昌興教授の研究グループは、鳥類において免疫遺伝子であるMHCが配偶者選択に影響を与えるという非常に興味深い発見をし、論文発表しました。詳細は北大のプレスリリースでも見ることができます。 鳥類の生態学・...
-
Dec 06, 2019最近の論文から動物が行動を選択する時の判断要因をコオロギから解明〜今の確実さか?未来への備えか〜行動神経学系の小川宏人教授の研究グループは、動物の行動選択に関する興味深い発見をし、論文発表しました。北大のプレスリリースでも紹介されています。以下、小川先生による解説です。 人間は日常的に様々な状況で選択を迫られます。...
-
Nov 20, 2019最近の論文から小鳥の種によって歌が異なる原因に関わる遺伝子群を同定行動神経生物学系の和多和宏准教授らの研究グループは、小鳥で近縁種であるキンカチョウとカノコスズメを用いて、遺伝子の読み出し方(遺伝子発現制御)がどのように脳内で変わったことで種特異的な歌パターンが生まれたのかを明らかにし...
-
Nov 01, 2019最近の論文から大脳皮質-基底核投射神経細胞は幼弱期の発声学習に必要行動神経生物学系の和多和宏准教授らの研究グループは、小鳥(鳴禽類スズメ目)の一種キンカチョウを用いて、ヒトを含む哺乳類にも存在する大脳皮質から基底核へ投射している神経細胞の発声学習・生成における役割を明らかにしました。研...
-
Sep 27, 2019最近の論文から昆虫の嗅覚中枢には並列的な情報処理経路がある行動神経生物学系の水波誠教授らの研究チームは、昆虫の嗅覚中枢の基本構成に関する新たな知見を見出し、神経科学分野のトップジャーナルの1つであるThe Journal of Neuroscience誌に発表しました。以下、水...
-
Jun 11, 2019最近の論文からゾウギンザメからミネラルコルチコイド受容体遺伝子の単離に成功~発現解析から生殖器官での発現量が多いことを発見~生殖発生生物学系の勝義直教授は、東京大学大気海洋研究所の兵藤晋教授、高木亙助教、セントクラウド州立大学(米国)のSatomi Kohno博士、シンガポール科学技術研究所(シンガポール)のByrappa Venkatesh...
-
Apr 23, 2019最近の論文からマウスの精子形成における長鎖非コードRNAの機能の一端を解明生殖発生生物学系の木村敦准教授のグループでは、当学科出身の佐藤優衣博士主導のもと、同じ生殖発生生物学系の小谷友也准教授と北海道医療大学の高橋伸彦准教授との共同研究により、マウスの精巣特異的に発現する新規の長鎖非コードRN...
-
Jan 16, 2019最近の論文からコオロギの行動が「習慣」になる:古典的条件付けでの“習慣形成”の発見行動神経生物学系の水波誠教授らの研究チームは、動物の連合学習に関する新たな知見を見出し、生物学分野のトップジャーナルの1つであるProceedings of the Royal Society Bに発表しました。以下、水...
-
Oct 04, 2018最近の論文からコオロギを材料とした1細胞レベルの解像度をもつ脳機能マッピング法の開発行動神経生物学系の渡邊崇之博士は、JT生命誌研究館の宇賀神篤博士および北海道大学電子科学研究所の青沼仁志准教授とともに、コオロギの脳機能マッピング法を開発し、神経科学分野のトップジャーナルの1つであるeNeuro誌に論文...